SPECIAL

main visual

MVV改定と大規模な組織改編。DXBがさらなる成長を仕掛ける

代表取締役/ 川邊 忠利

マーケティング領域全体で、データに基づく意思決定を支援する




はじめに、電通クロスブレインの事業についてお聞かせください。

電通クロスブレインは、マーケティングに強みを持つ電通グループとデータ分析に強みを持つブレインパッドの合弁会社として2020年に設立しました。主な事業内容は、マーケティングにおけるデータ活用サービスの提供と、マーケティングテクノロジーの導入支援、そしてそれに伴うDX(デジタルトランスフォーメーション)推進です。分析結果に基づく施策の立案や実行支援をワンストップで提供できる点は、大きな特長といえます。


設立当初は、ある程度蓄積されたデータがあり、かつデータ分析への投資ができるクライアント企業からのご相談が中心でした。しかし近年は、テクノロジーの進化によって自社でデータ集積できる企業が増えたことで、「そのデータをいかに活用するべきか」というフェーズに急速に移行しており、電通クロスブレインのデータ活用支援のニーズはますます高まっていると感じています。

マーケットが拡大するなか、電通クロスブレインの強みはどういったところにありますか。

電通クロスブレインは、マーケティング・コミュニケーションの戦略から実行まで一気通貫で支援しており、場合によってはクライアント企業にスタッフを派遣して常駐しながらプロジェクトを進めます。業務の中でクライアントのチームメンバーとして同じ目標に向かって議論したり、実際にデータ分析を行ったりすることがクライアントからの信頼にもつながっています。こうしたクライアントとの関係値が、当社の大きな強みになってきていると考えています。


また、私たちはデータ活用によってマーケティングをより良くしていけるという信念を持っており、それが電通クロスブレインの独自性の土台にもなっています。徹底的にデータに基づいた意思決定をサポートしていくため、データや分析手法だけではなく、クライアントの抱える問題や課題に実直に向き合っています。


「何をどう変えると事業にどんな影響があるのか」「そのアプローチで本当に問題は解決できるのか」を検討したり、シミュレーションしたりすることで、単なるデータ分析結果の提供にとどまらない、事業上の意思決定にまで踏み込んで支援しています。

設立4年目を迎える今、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を刷新されたそうですが、改定された背景とその内容について教えてください。

データを軸に、クライアントのより良い意思決定や施策実行をサポートするために電通クロスブレインは立ち上がり、その実現に向けてこの3年間邁進してきました。ありがたいことに順調に事業は拡大しています。


しかし、事業成長の速度をより加速するためには、いま一度社員一丸となって新たなチャレンジをすることが必要だと考えました。そこで、これまでミッションとして掲げてきた「データでマーケティングをアップデートし、社会を活性化させる」は維持しつつ、「生活者起点のデータマーケティングを事業の中心に」を新たなビジョンとして掲げることにしました。


従来のマーケティング・コミュニケーションは製品やサービスを売ることが主目的でした。しかし、企業がマーケティング活動を通して社会全体に良い影響を与えるためには、生活者が製品やサービスを手にした後のことまで考えるのはもちろん、データから生活者一人一人が真に求めているものを把握して、必要なときに最適な機会や選択肢を提供する「生活者起点のデータマーケティング」が求められていくでしょう。


そうした時代の変化も見据えながら、データマーケティングをクライアントの事業にしっかりとインストールする支援をしていくために、データを基に事業の根幹となるような意思決定を支援するサービスや、プロモーション領域にとどまらずマーケティングの4P(Product、Price、Place、Promotion)の企画・実行をデータで支援するサービスを提供したい。そんな思いからMVVを刷新しました。


組織体制を刷新し、新たな事業領域へチャレンジ

MVVの刷新にともなって、事業戦略や組織体制にも変化はあるのでしょうか。

はい。まず、今年の3月に「経営と執行を分離することで現場により権限を委譲し、事業成長を加速させていくこと」を目的に、執行役員制度を導入しました。


また、執行役員を任命するにあたって、MVVの体現や電通クロスブレインの強みをさらに強化するために、これまで現場で活躍してきた30代中盤の従業員を数名抜擢しました。その結果、執行役員の平均年齢はちょうど40歳、比較的若い執行役員が組織をリードできる体制にしています。


また、執行役員を任命するにあたって、MVVの体現や電通クロスブレインの強みをさらに強化するために、これまで現場で活躍してきた30代中盤の従業員を数名抜擢しました。その結果、執行役員の平均年齢はちょうど40歳、比較的若い執行役員が組織をリードできる体制にしています。


そこで、次に、今年の7月に組織構造にも大きく変化を加えて、新しいデータ関連サービスの検討やPoCを担う新規事業の組織を新設しました。まずは、新規事業のチームが新しいサービスを構想・プロトタイプし、そこで生き残ったサービスを既存事業のメンバーが中心となって多くのクライアントに展開していく流れを想定しています。


もちろん、電通クロスブレインの事業の柱であるマーケティング・コミュニケーション領域でのデータ活用支援は、引き続き強化していくポイントだと考えています。この事業をスケールしていくためには、サービスの担い手となる人材の確保はもとより、人材の成長も不可欠です。そのため、この既存事業で活躍する人材がより速いスピードで成長できるよう、組織や制度は常に改善していきます。


電通クロスブレインが今後目指しているビジネス展望についてお聞かせください。

データの重要性はすでにどの企業も実感されていると思いますが、マーケティングにおける戦略策定や意思決定において十分にデータ活用がなされているとはまだ言い切れないのが実態です。例えば、対応すべき課題の優先付けや新しい商品・サービスのコンセプト開発など、データが取得しにくい領域、データが取得できても活用が難しい領域では、直感と経験に頼っている部分も数多く存在します。


そうした状況を、私たちの力で変えていきたいと本気で考えています。データをマーケティングの中心に据える活動を通じ、まさに「CMO(最高マーケティング責任者)の参謀」として、データを活用した意思決定を強力に推進していくことを目指していきます。



成長フェーズの今だからこそ味わえる、変革のダイナミズム



今回キャリア採用を強化されるそうですが、その背景をお聞かせください。。

「データ活用を通じて日本のマーケティングを変えていく」という目標を実現するうえで、当社の根幹を支えているマーケティング・コミュニケーション領域での既存事業の拡大は不可欠です。そこで、私たちはこの既存事業の基盤をより確固たるものへ成長させるため、「コンサルタント」と「アナリスト」の2つのポジションでキャリア採用を強化しています。


コンサルタントはクライアントからの多様なニーズを整理し、解くべき課題を特定する役割、アナリストは実際の課題解決に向けたデータ活用方針の策定やデータ分析を行うのが役割です。


もちろん既存事業だけでなく、新しいサービスの開発・展開についても、これから参画される方のご意見をたくさんいただきながら、一緒に取り組んでいきたいと考えています。


創業時は、電通グループとブレインパッドからの出向メンバー合計8名でスタートしましたが、設立から約3年がたち、社員は50名を超え、キャリア入社者の割合が全体の約6割となりました。


20代でプロジェクトリーダーを務めている社員や、入社後1年も経たずに管理職に昇進した社員など、年齢や社歴に関係なく、これまで培ってきた経験を存分に生かして活躍しています。さまざまなバックグラウンドの人の経験やスキルを融合し、これまでにない新たな発想からお客様のニーズに広く応えていきたいと思っています。


どんな方に仲間になってほしいですか。

テクノロジーの進化とともに、マーケティング業界は刻一刻と変化し続けています。そうしたなかで、分析手法を含め、提供するサービスを常にアップデートし、「お客様のために何ができるか」を前向きに考え抜ける方、またその実現に向けて社内外の関係者を巻き込みながらコラボレーションし、未知なる挑戦を楽しめる方にぜひ来ていただきたいです。


スキルや経験に関しては、マーケティング領域でクライアントサービスを担ったことがある方、もしくは実際にデータ分析を行ったことがある方ですと、すぐにでもご活躍いただけると思います。


電通クロスブレインの業務ではマーケティングとデータ分析の両方の知見や経験が重視されますが、入社後に学びながら経験値を高めていただける体制も整えています。「自身の経験で活躍できるだろうか」と不安にお思いの方も、入社後にOJTや研修、スキルアップの支援制度などで経験を積みながら独り立ちできますので、ぜひ安心なさってください。


実際に電通クロスブレインで活躍しているメンバーに共通点はありますか。

データ分析は、われわれ電通クロスブレインの業務の中で非常に重要ではあるのですが、クライアントの視点から見るとデータ分析はあくまでも手段です。それを理解したうえで、クライアントの事業や生活者のニーズを深く考え、「何のためにデータ分析をしているのか」「何をアウトプットしたらクライアントのより良い意思決定を支援できるのか」を追求できている人が活躍していると感じます。




データとビジネスをつなげられる唯一無二の人材へ



今このタイミングで電通クロスブレインに参画するメリットはどんな点だと思いますか。

当社は今、新しいサービス展開に挑戦しようとしているタイミングです。これからご参画いただく方は、マーケティングにおけるデータ活用の進化を日々実感できるだけでなく、自分のアイデアを新たなサービスに反映させるチャンスも大いにあるでしょう。


また、サービスだけでなく社内制度や組織もどんどん改善していきたいと思いますので、年齢や役職に関係なく、新しくご参画いただく方にも積極的に意見を出していただきたいですし、組織全体に新しい風を吹き込んでいただくことを期待しています。


また、先述したMVVの刷新では、「Multi Angle―視点を切り替える―」「Open Mind―心を開いて対話する―」「Value Oriented―価値を追求する―」という行動指針を加えています。みんなで意見を出しあって、ともに新しいサービスや制度をつくっていく。そんな成長フェーズにある今だからこそ味わえる変革のダイナミズムを、ぜひ体感してほしいです。


電通クロスブレインだからこそ描けるキャリアや得られる経験は何だと思われますか。

マーケティングにおいて、データとビジネスが分断されているケースはまだ多く、だからこそ、その両面の経験やスキルを兼ね備えている人材は非常に希少な存在といえます。データとビジネスをつなぎ、新たな価値を生み出していく電通クロスブレインでの経験は、今後のキャリアにとってきっと唯一無二のものになるでしょう。


電通クロスブレインは、電通グループとブレインパッドの合弁会社であることから、日々さまざまな業種のクライアントを支援しています。マーケティング業界全体の動向や他社事例などの知見を求める企業も多いので、業界を俯瞰して見る力が養われるのも、当社で働く魅力の一つだと思います。


今後ますます需要が高まるデータ活用の領域で自身のキャリアをさらに高めたいという方、データ活用を通じたマーケティング支援で、クライアントひいては社会全体をよりよく変えたいという熱い思いのある方を心からお待ちしています。


出典:ビズリーチ 公募ページ「株式会社電通クロスブレイン」(2023年8月29日公開)より転載
https://www.bizreach.jp/job-feed/public-advertising/srhsxp7/
写真提供©BizReach


RECRUIT

絶賛募集中のポジションはこちらから

※外部サイトに遷移します

TOP